子宮体癌ステージ3とは?

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ここでは、「子宮体癌ステージ3」
についてお話します。

 

子宮体癌は癌の進行の程度に
合わせてステージ1〜4に分けられます。

 

早期発見すれば生存率が90%以上
と非常に高いですが、発見が遅れ

 

末期になると生存率が
20%未満になります。

 

ステージ3になると癌細胞が
子宮外にはみ出るため根治が
困難になります。

 

そのため、癌を早期発見
することが重要となります。

 

そこで、今回は子宮体癌の
ステージ3についてまとめました。

 

子宮体癌とは

 

子宮体癌とは、子宮体部の内膜に
発生した癌を言います。

 

子宮内膜は月経の際に剥がれますが、
月経不順や閉経している女性は

 

月経で剥がれず増殖するため
発生リスクが高まります。

 

子宮癌は子宮体癌と
子宮頸癌とがあります。

 

子宮頸癌の方が発症率が高いですが
比較的早期発見しやすいです。

 

子宮体癌はある程度進行してから
発見されることが多いです。

 

子宮体癌のステージ3とは?

 

子宮体癌のステージ3は癌が
子宮外に広がっているが骨盤外まで
には広がっていない、

 

または骨盤内あるいは大動脈周囲の
リンパ節に転移している状態を言います。

 

さらにステージ3は
3つに分けられます。

 

3a期は癌が子宮の外膜や、
骨盤の腹膜、卵巣、卵管などに
広がっている状態を言います。

 

3b期は膣壁に転移している状態。

 

3c期は骨盤内か大動脈周囲の
リンパ節に転移しているか
基靱帯に広がっている状態を言います。

 

この時期の特徴的な症状はなく、
子宮から癌細胞がはみ出すため

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様々な進行症状が出現するのが
特徴となります。

 

下腹部痛や下肢のむくみ、
時には腹水、水腎症を
発症する方もいます。

 

5年生存率は60%程度となります。

 

子宮体癌ステージ3の治療

 

ステージ3は複数の段階に
分けられるので、
画一的な治療法はありません。

 

状態に応じて手術、放射線療法、
化学療法、ホルモン療法
などから選択します。

 

治療としては手術を優先します。

 

手術内容は

 

子宮体癌 ステージ1

 

で紹介したように、
単純子宮全摘出術と

 

準広汎子宮全摘出術、
広汎子宮全摘出術があります。

 

ステージ3は子宮外に
広がっているため

 

準広汎子宮全摘出術か
広汎子宮全摘出術となり、

 

状況によっては膀胱や直腸など
周囲の臓器も摘出します。

 

手術後も再発リスクが高い場合は、
その後化学療法や放射線療法を行います。

 

高齢者や持病があるなど手術が困難
だと予想される場合は化学療法と
放射線療法を行います。

 

膀胱や直腸を摘出した場合は
人工肛門などを造設する必要があります。

 

このように、子宮体癌の
ステージ3まで進行すると、
子宮だけでは無く周囲の臓器にまで
癌が拡大しているため、

 

治療も手術と化学療法や
放射線療法を
組み合わせることが多いのです。

 

子宮体癌を予防する方法の
1つは毎年検診を受けることです。

 

子宮体癌のリスクが高い女性は特に、
検診を受けて早期発見しておきましょう。

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